常陸 風土記の丘 後編

2020年3月1日日曜日

犬とお出かけ(茨城)

後編は有料エリアからレポートします。

最初は有料エリアに入るつもりはなかったのですが、受付スタッフの方にワンコ同伴可能か聞いてみたところ、
  • 屋外はOK
  • 屋内も土間の部分はOK
  • 座敷などに上がる場合は(小型犬ならば)抱っこすればOK
との説明をしていただきました。
せっかくなので、有料エリアに入ってみることにしました。大人310円で、ワンコは入場無料です。

まずは資料室。教科書でも見たことのあるような縄文式土器や弥生式土器、埋葬時に使用された土器などが展示されていました。

クロエもしっかりと土器を眺めていました。

資料室を出ると、「古代家屋復元広場」が広がっています。こちらには縄文時代から江戸時代までの家屋が復元されています。

こちらは縄文時代の竪穴式住居。

中には当時の人達の人形も展示されています。

チャッピーとクロエの祖先も、このような住居で人間とともに暮らしていたのでしょうか。

こちらは弥生時代の竪穴式住居。少しグレードアップした感じですね。

中にいる人達の生活も少しグレードアップしています。

奈良・平安時代の家屋。それまでの竪穴式住居が持ち上がって屋根となり、その下に柱や土塀を築いたような形になっていますね。

この頃から、囲炉裏と釜土が登場していますね。

鎌倉時代の家屋。

台所が土間になっている部分以外は、もうほとんど現代と違和感がありません。

クロエも鎌倉時代の家屋に感心したようで、説明をしっかりと熟読していました。

こちらは江戸時代の家屋。手前が「直家(すごや)」で、奥が「曲家(まがりや)」です。

現代と比べても違和感がないですね。

母の実家もこんな釜土でした。

脱穀機などの農機具も母の実家で見たことがあります。

竹トンボと火おこしの道具があり、自由に遊べるようになっていました。

つづいて、有料エリアの奥にある鹿の子史跡公園へ。こちらは住居ブロック、工房ブロック(鉄品や銅製品を作る作業場)、官衙ブロック(役所的な機能をもつところ)に分かれていて、常陸国の官営工房跡と考えられているそうです。

まずは工房・住居ブロックです。

こちらは「2号連房式竪穴遺構」と言い、住居と工房を兼ねた建物と考えられています。2つの竪穴式住居を繋げたような、こんな建物があったんですね。

こちらは「5号連房式竪穴遺構」と言い、こちらは住居として使用されていたと考えられています。

つづいて、こちらの門をくぐると官衙(かんが)ブロックになります。

この建物は武具や鉄製品の仕上げなどの作業に使用されたと考えられています。

こちらは教科書でも良く見るいわゆる高床式倉庫ですね。この建物の用途は、官衙の貴重品を収納するための倉庫と考えられています。

この建物は壁が特徴的で、茅壁(かやかべ)という竹と茅で編み込んだ壁になっています。この建物は官衙の管理棟として使用されていたそうです。

有料エリアを出て、池の周りを散歩しました。このあたりも桜の木がたくさんありました。

池のそばにも梅が少し咲いていました。

桜の季節には「さくらまつり」が開催されるそうで、今年は2020年3月25日~4月26日となっています。とても混雑しそうですが、できれば来てみたいと思います。(※画像は去年のパンフレットです。)


常陸 風土記の丘
住所 茨城県石岡市染谷1646
電話番号 0299-23-3888
営業時間 9:00~17:00(3~10月)、9:00~16:00(11~2月)
定休日 月曜日(月曜日が祝日の時はその翌日)、年末年始(12月28日~1月2日)
※上記は掲載当時の情報です。

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